理学部 Faculty of Science 生物学科

分子レベルから生態レベルまで幅広い領域を探究

東邦大学理学部生物学科では、分子や細胞レベルの生命現象を学ぶ生化学・分子遺伝学から、生物と生息環境との関わりを学ぶ生態学まで幅広く対応。基盤科目の上に応用科目を設け、興味・関心に沿った専門領域を追究できます。

ココに注目!

就職内定率97%※
食品、製薬、化学工業、さらに自然系博物館や医療機器メーカーなど幅広い分野に就職。※2017年3月卒業生実績
国家資格をめざせる「臨床検査技師課程」
首都圏私大理学部で唯一、臨床検査技師国家試験の受験資格が得られる課程を設置しています。
男女比はほぼ5:5
約50%が女子学生。全国の理学部と比べてもかなり高い割合で、女性が学びやすい環境です。

◯ 教育の3つの特色

体系的総合的に学べる一貫した生物学教育
生物学の膨大な知識を着実に修得できるカリキュラム。1年次から生化学や分子生物学、生態学、系統分類学などの基盤科目を広く学んだ上で、専攻分野となる応用科目(演習や卒業研究)を選択できます。
充実した野外実習で自然を理解
1年次の野外基礎実習や2・3年次の野外生態学実習T・U、さらに国立大学の公開講座に参加できるプログラムなどがあり、さまざまな場所で野外調査を行い、動植物の生態に関する洞察力を養います。
個性や長所を生かせるクラス担任制の教育
学生6名程度を教員1名が担当するクラス担任制を採用。学習方法や進路の相談に細かく対応し、一人ひとりの個性や長所を尊重した教育・指導を実現しています。臨床検査技師をはじめ資格取得の支援も積極的に行っています。

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教えて!生物学科生

  • 内田 雄大
  • 水野 友紀子
  • 天谷 亮介
  • 田中 夕理
  • 五十嵐 まみ
  • 青木 颯
内田 雄大

理学部 生物学科 4年 内田 雄大(千葉県・流通経済大学付属柏高等学校出身)

東邦大学の生物学科は生物学の幅広い領域から、自分の関心に沿って学べることが特徴です。私は2年次の講義・実習を通して、複雑な自然現象を数式で表すおもしろさに惹かれ、現在地理生態学研究室で卒業研究を行っています。対象は、昨年、銚子市で確認されたヒメリンゴマイマイという外来種で、その分布拡大の仕方を予測することが目標です。

具体的には千葉県内をグリッドに分け、水やエサの補給なども含めて、一つのセルのなかに最大どれくらい存在できるか、そのうちのどれくらいが別のセルに移動するか、移動速度と量を、プログラムを組んで検討しています。数式で表すのはとても難しいのですが、農業にも役立つ価値ある論文になるように努力しています。卒業後は治験企業に勤務します。実験や研究を通して身につけた、根拠に基づいて考える姿勢をもちながら、新薬の開発に貢献したいと思っています。

水野 友紀子

理学部 生物学科 2年 水野 友紀子(東京都・和洋九段女子高等学校出身)

フィールドワークに興味があり、野外実習の機会が多い東邦大学の生物学科を選びました。父がこの学科の卒業生だったことにも後押しされました。1年次は、6月に千葉の館山に行き、イシガメとクサガメの生態調査を行ったのですが、担当の先生が作られた資料がとても丁寧で、研究への熱意を感じました。続く2年次には佐渡島で5日間の合宿を行い、班に分かれて興味ある生物を選んで調査し、最終日に発表を行いました。

私たちの班はアメフラシとウミウシの生態を比較したのですが、実験の正確性・信頼性が課題として挙がった一方、チームワークで一つのものを作り上げた経験は、今後の学習に生かせると思っています。3年次からは内容がより専門的になります。私は気象と生態系の関係に関心があり、今後もフィールドワークを中心に、体感を通して学びながら、研究分野を絞っていこうと考えています。

天谷 亮介

理学部 生物学科 4年 天谷 亮介 (栃木県・県立小山高等学校出身)

卒業研究は生物学科で学んできたことの集大成です。さまざまな講義や実習を経て、生物学を幅広く学んだうえで、自らの研究したい分野を決め、人間生物学部門の血液生物学研究室で研究することを志しました。目標は、恒常性維持の視点から神経変性疾患で起こる変化を末梢血から見つけることです。学部生であっても、その研究成果を学術論文として世界へ発信することが可能なので、高い目標を掲げ、将来、この研究が疾患で苦しむ人々の助けを担う一端となれるよう、日々研究に励んでいます。

研究結果を発表するときに最も重要なのは、根拠となるデータです。研究結果を発表するときのデータは、シビアなクオリティを要求されることを実感しました。研究室配属で生まれた新たな人とのつながりは、かけがえのないものであり、卒業後も大切にしていきたいと思っています。また、大学院へ進学後は自ら考え実験する力をさらに磨き、将来は食品や医薬品メーカーの研究職に就きたいと考えています。

田中 夕理

理学部 生物学科 2年   田中 夕理 (千葉県・県立千葉東高等学校出身)

東邦大学は分子レベルから生態系まで、生物学の多様な分野を学べるため、めざす道をじっくり選べると思い、入学しました。1年次の「生物科学実験法」は実験器具や試薬の取り扱いなどの基礎はもちろん、実験レポートのまとめ方についても人にわかりやすく伝えることを意識するよう指導され、細かいレイアウトにも気を配れるようになりました。野外実習では、1年次に新島へ、2年次には菅平高原に行き、生物や植物の生存の仕組みやほかの生物との相互作用を、間近で観察することができました。

ディスカッションでは、班のメンバーそれぞれの視点が異なっていたことを知り、視野を広くもつことが大事だと感じました。現在は「細胞・組織学実習」で学んだホルモンとその作用に興味があり、来年から研究室に配属になるので、自分だけのテーマに取り組むことが楽しみです。卒業研究に向けて、実験の操作の意義を理解し、テーマに沿った実験計画を立てられるようになりたいと思っています。

五十嵐 まみ

理学部 生物学科 4年   五十嵐 まみ ( 東京都・都立両国高等学校出身)

医療系と動物の生態の両方に興味があり、進路を決めかねていたところ、東邦大学の生物学科には、臨床検査技師課程があり、医療系の国家資格が取得でき、生物も幅広く学べると知って入学を決めました。3年次には「チーム医療演習」にも参加。医療分野をめざす他学部の学生の学習への意欲に刺激されると同時に、チーム医療には患者さんから得た正確な検査情報を正しく伝える臨床検査技師の知識が不可欠であることを再確認し、資格取得へのモチベーションが高まりました。

現在は「血液凝固因子糖化フィブリノーゲンが血液凝固にどう影響を与えているか」というテーマで「卒業研究」に取り組んでいます。仮説を実験で確かめ、考察し、4年間の学びの集大成として論文にまとめています。卒業後は臨床検査技師として勤務します。ただ検査をするだけでなく、検査結果からどんな疾患が想定されるか、判断する力を持った臨床検査技師になることが目標です。

青木 颯

理学部 生物学科 2年 青木 颯(千葉県・県立船橋東高等学校出身)

子どものころから生き物が好きで、興味を生かせる道を探すため、生物全般を学べる東邦大学を選びました。入学してみると期待通り生態学から遺伝子レベルまで幅広く学べ、めざす道をじっくり追究できそうだと感じています。また、データを使って現象を分析する統計学の面白さに気付いた「生物統計入門」のように、今後の研究に役立つ知識を得る機会もたくさんあります。

夏の「野外実習」では、グループで生物の観察や生態の調査を行い、学科の仲間との交流を深めるとともに、結果をまとめ互いに発表し合うことで、異なる視点から考える大切さを実感しました。秋学期からは動物の生態についてさまざまな側面から学ぶ「動物生態学」が始まるのも楽しみです。生態系、環境アセスメントなど、学びたいことは山ほどありますが、まずは生物学に対する視野を広げ、経験を積んだうえで興味の対象を絞り込み、専門分野の研究に取り組んでいきたいと思います。

※学年は取材当時のものです。

大公開!名物授業

専門必修科目(2年次)細胞・組織学実習 細胞や組織の仕組み、構造を実習で理解

細胞が機能的につながり、組織、器官へと発展することを実習で学びます。 授業は定時に始まり定時に終わる、でも充実した内容の実習です。上級生の協力もあり、技術の修得もばっちりできます。
レポート返却時には口頭での解説もあり、 達成感のある実習です。

専門選択科目(2年次)野外生態学実習T 三宅島などの野外実習で生物多様性を学ぶ

生物の多様性は、環境への適応や生物種間の様々な関係を経て現在に至っている。それらの特徴や系統分類について、三宅島や那須高原などの野外調査で直接観察、採集して学びます。

のぞき見!研究室

PICK UP 動物進化・多様性研究室 土岐田 昌和 講師 生物の「かたち」はなぜ多様化するのかを解明する

現地調査と実験・解析の両方が重要。

研究対象は魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類などからなる脊椎動物で、その「かたち」の進化・多様化の背景にあるメカニズムを明らかにし、脊椎動物の進化史を総合的に理解しようとしています。例えば、光の届かないところに生息する生物は、一般的に視力を失くします。これを退化と見ることもできますが、彼らにとっては環境への適応であり、生き残るための戦略で、そこには何かしら法則性があるはずです。このように進化の一般原則を提示することが研究の大きな目標です。

PICK UP 分子発生生物学研究室 川田 健文 教授/杉本 哲哉 講師 生きた細胞の観察で遺伝子のはたらき方を明らかに

科学の楽しさは、発見する喜びにつきます。

発生生物学は遺伝子が発現することで、生物の体がどう作られていくか、その基本的なメカニズムを明らかにする学問であり、再生医療とも深い関係があります。近年、ES細胞やiPS細胞のような多能性細胞が注目されていますが、臓器などの立体組織を再構築することはまだ困難なため、私の研究室では「細胞性粘菌」という遺伝子操作がしやすい真核生物を用いて、生物が3次元構造を作るメカニズムを調べようとしています。

PICK UP 分子発生生物学研究室 川田 健文 教授/杉本 哲哉 講師 生体内のレドックス制御を研究し、難病治療に

生きた細胞の観察で遺伝子のはたらき方を明らかに

酸化還元(レドックス)反応を利用した代謝機能を備えている高等動植物は、レドックスバランスが破綻すると、さまざまな疾患を引き起こします。本研究室では、活性酸素種や抗酸化酵素を中心とした、生体内のレドックス制御に関する研究を実施。例えば、脊髄や脳、血液、培養細胞などのタンパク質を解析することで、難病の治療法に結びつく原因究明を行っています。

PICK UP 植物生理学研究室 高橋 秀典 准教授 環境問題への応用に期待が高まる研究領域

21世紀は植物科学の時代

植物の環境応答における体内の生理活性の変化や形態変化を研究。今特に注目しているのは、植物の酸性ストレス耐性のしくみ。例えばレタスは、水や栄養の吸収を効率よく行えるよう根毛を生やすことで、酸性環境でも生育阻害が見られなくなります。レタスで重要なしくみを発見できれば、他の植物へも応用でき、将来的には農業にも生かせます。酸性雨や温暖化など地球規模の課題への応用に期待が高まる領域だからこそ、研究する価値は大いにあると思います。

その他の研究室

★植物生態学研究室
山岳域における植生と植物個体群の環境応答をとらえる
★地理生態学研究室
生物の進化と地理的条件との相互関係を明らかにする
★動物進化・多様性研究室
脊椎動物の進化史復元ならびに形態多様化研究
★ゲノム進化ダイナミクス研究室
ゲノムにまつわる遺伝・発生・進化の謎に挑む
★行動生態学研究室
動物の行動や社会を野外調査とDNA分析からひも解く
★神経科学研究室
脳のストレス応答メカニズムを解析する
★血液生物学研究室
ヒトの病態変化を血液から解明する
★幹細胞リプログラミング研究室
多能性幹細胞が持つ特性と可能性を探る
★分子発生生物学研究室
小さな生物の大きな可能性を探る
★植物生理学研究室
植物の環境応答と形態形成のしくみを探る
★生体調節学研究室
生命を維持し継承していく機構を解明する

各研究室の詳細はコチラ

気になる!将来の道

就職内定率約100%を誇り、食品や製薬、化学工業、医療関係など多彩な分野に就職。

生物学科の卒業生は、食品、製薬、化学工業、情報サービス、さらに自然系博物館や環境調査など幅広い分野で活躍しています。最近は治験機関や医療機器メーカーへの就職も増えています。また臨床検査技師などの資格取得に必要な科目が整備されている数少ない四年制大学であることから、こうした資格を取得して病院などの医療機関、検査機関に就職していく学生が多いのも特徴。公務員や中学・高校の教員になる人、また大学院へ進む人も増えています。

業種別就職率

就職率:96.6% 参考:上記就職者のほか大学院進学者28名 ※2017年3月卒業生実績

取得できる資格

(中学校・高等学校)教諭一種免許状(理科) 臨床検査技師 その他にも取得できる資格があります。

主な就職先

○民間企業 アイ・エス・ビー/アキタ/アプライアンス&デジタルソリューション/イーピーエス/イオンリテール/市川環境エンジニアリング/伊藤ハム販売/医療システム研究所/インサイトワン/エコプラン/エシック/エスアールエル/エスアールディ/エヌデーデー/MICメディカル/カクヤス/クインタイルズ・トランスナショナル・ジャパン/クリニプロ/グレープストーン/健生/江東微生物研究所/サンソウシステムズ/シー・アイ・シー/新日本科学PPD/ストライプインターナショナル/TDCソフトウェアエンジニアリング/東京クリアセンター/TOKYOフレッシュ/東京めいらく/医療法人社団桐和会グループ/トラストシステム/ナルコ薬品/NEXUS/ビー・エムエル/ビーディーエス/富士通エフサス/富士山の銘水/フリーデン/ライナ/リニカル ○病院 千葉県病院局/千葉メディカルセンター/IMSグループ(板橋中央総合病院グループ) ○官公庁・特殊法人 成田市 ○学校 千葉県立千葉北高等学校/千葉県立館山総合高等学校/東京文理学院高等部/埼玉県立学校実験助手

約710社の企業と連携した就職サポートシステム

「キャリアセンター」を中心に就職委員と企業とが三位一体となって“キャリア形成支援”を行っています。個別相談の充実、多彩なガイダンスやセミナーの開催、インターンシップの実施、約710社の企業と連携した「TOHOアライアンス」など、個々の希望や適性を生かせる独自のサポート体制を整えています。

就職サポートシステム

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