理学部 Faculty of Science 生物分子科学科

あらゆる生命現象を、化学の視点から探究する

東邦大学理学部生物分子科学科では、生命現象を化学反応の組み合わせとして、化学の知識と手法を用いてより深く探究。医療、農業、化学工業など多彩な分野への応用が期待される、遺伝子などのミクロな研究領域を中心に学びます。

ココに注目!

就職内定率98%※
化学工業、食品、製薬など幅広い分野からの求人を獲得。資格を取得する学生も多く、高い就職率を実現。※2017年3月卒業生実績
国家資格をめざせる「臨床検査技師課程」
首都圏私大理学部で唯一、臨床検査技師国家試験の受験資格が得られる課程を設置しています。
男女比は4:6
約60%が女子学生。全国の理学部と比べても最も高い割合で、女性が学びやすい環境です。

◯ 教育の3つの特色

多彩な分野から専攻を選べるカリキュラム
生物学から有機化学、物理化学の基礎をしっかり修得した上で、遺伝子工学、細胞生物学、分子生理学などの応用分野を学べます。4年次で研究室に所属し、一年間をかけ研究テーマに取り組み、卒業論文をまとめます。
最先端設備の中で様々な実験技術を修得
有機化学実験やバイオインフォマティクス実験など、基礎から応用まで20種類以上の実験を用意。最先端研究で実際に使用されている設備が豊富に揃う環境で、応用力を着実に養います。
資格試験の高い合格率と安定した就職・進学率
多彩な資格取得支援により、臨床検査技師や第1種放射線取扱主任者などの資格試験において、全国平均を上回る合格率を誇っています。就職率も9割以上で、大学院進学者の割合も高くなっています。

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教えて!生物学科生

  • 森 祐輔
  • 佐々木 紘那
  • 古賀 さやこ
  • 萩原 唯人
  • 坂野 太一
  • 池田 瑠美子
森 祐輔

理学部 生物分子科学科 4年 森 祐輔 (神奈川県・横浜市立東高等学校出身)

私は現在、外部研究先の千葉県がんセンター研究所DNA損傷シグナル研究室で、卒業研究を行っています。研究所には臨床検査技師や獣医、海外からの留学生など、さまざまな背景を持つ方がいて、社会を知る機会にもなっています。先輩方の姿を通して、実験の組み立て方や結論の導き方などを学びとりたいと考えています。

大学は興味のあることを好きなだけ学ぶことができる場です。先生に質問したり、論文を読むことで得る知識もありますが、研究はまだ誰も知らない未知への挑戦であり、その答えに最初にたどり着けることが何よりのやりがいです。がんには新規治療薬にもすぐ耐性を獲得するという深刻な現象があり、抗がん剤によるがん治療効果が低下する仕組みを明らかにすることが、目下のテーマです。卒業後は大学院に進学して研究を続ける予定です。この研究が、がんの克服の一助になることを願っています。

佐々木 紘那

理学部 生物分子科学科 2年 佐々木 紘那(茨城県・県立竹園高等学校出身)

「生命現象を化学の言葉で語る」というモットーにひかれ、生物分子科学科を選びました。私は化学の知識を医療に役立てる研究がしたいと考えていましたが、1年次の春学期に履修した「生命科学概論」という授業で、この学科には幅広い研究テーマがあることを知りました。研究への多様なアプローチを探るためにも、今は基礎的な科目をしっかり学ぼうと思っています。

この学科は先生と学生の距離がとても近く、担任の先生をはじめ、どの先生も質問や相談には丁寧に答えてくださいます。研究室を訪れたときには、先生からいま取り組んでいる研究の内容や学生時代のお話を聞くこともでき、ますます研究への意欲がわいてきました。放射線取扱主任者の資格取得にも興味があります。医療の現場や研究に役立つ資格ですし、学科でも国家試験受験をサポートしているので、在学中に取得することが目標です。

 古賀 さやこ

理学部 生物分子科学科 4年 古賀 さやこ (茨城県・江戸川学園取手高等学校出身)

高校時代から生物や化学が好きで、医療にも興味があり、臨床検査技師の資格取得をめざして生物分子科学科に進学しました。印象に残っているのは「チーム医療演習」です。医学部、看護学部、薬学部の学生と、各職種の専門性とその連携についてディスカッションしたことは、医療現場の仕事の多様さや臨床検査技師に期待されていることを知る貴重な機会になりました。

4年次のいまは杉本研究室で創傷治癒の仕組みの解明に取り組んでいます。具体的には、メダカのウロコ皮膚を培養し、表皮細胞の移動により成長する表皮シートにヒアルロン酸がどのように関与しているかを明らかにすることが目標です。卒業後は臨床検査技師として検査センターに勤務します。医療の進歩に対応できるよう、常に学び続け、また、新しい検査方法などの研究にも関わることで、患者さんのため、効率的な医療の実現に貢献できるような存在になりたいと思っています。

萩原 唯人

理学部 生物分子科学科 2年   萩原 唯人 (千葉県・成田高等学校出身)

生物学だけに限らず、有機化学や物理学などを広く学べることにひかれて入学しました。高校時代は部活動に打ち込んでいたため、学習についていけるか不安もありましたが、基礎からしっかり学べるカリキュラムと、授業の合間や終業後、ともに学び合う仲間の存在に助けられています。「生物分子科学実験」では、実験書どおりに行っても結果が同じにならないことがあるのですが、どこに原因があったかを理解するため、少しの変化も見逃さないようにしています。

先生方は教育熱心で、質問には丁寧に対応していただけますし、ご自身の研究についてなど、より専門的な知識も与えてくださるので、とても刺激になっています。私は医療に関心があり、臨床検査技師や放射線取扱主任者の資格を取得したいと思っていますが、学科の研究分野には、医療の進歩を支えているものが数多くあり、研究の面から医療に貢献する方法もあると知って、ますます学びへの意欲が高まっています。

 坂野 太一

理学部 生物分子科学科 4年   坂野 太一 ( 千葉県・県立船橋東高等学校出身)

高校時代、核酸やアミノ酸など生体の化学の美しさに魅了され、生物分子科学科の「生命現象を化学の言葉で語る」というモットーに強くひかれて入学しました。3年次には、遺伝子解析や酵素反応のシミュレーション実験を行うなど、最先端の領域に触れ、研究の魅力にさらに引き込まれました。4年次からの「卒業研究」では、近年、注目を浴びているケミカルバイオロジーを選び、細胞のさまざまな分子に光で作用するスイッチを付け、働きを自由に制御できる「ケージド化合物」を利用した研究を行っています。

ケージド化合物が、特定の細胞領域にだけ反応するように設計できれば、物質を体内の狙った場所に届けることができます。成功すれば世界的な科学誌に載る可能性もあると聞き、モチベーションが高まっています。将来は研究者として社会に貢献することが目標。そのために、まず大学院に進学し、研究成果を論文にまとめ世に出すことをめざして研究に励みます。

池田 瑠美子

理学部 生物分子科学科 2年   池田 瑠美子 ( 埼玉県・西武学園文理高等学校出身)

高校の生物でDNAの二重らせん構造などを学んで、人体のミクロな世界に興味を持つようになり、生物と化学を幅広く学べる生物分子科学科に進学しました。1年次は「基礎生理学」など基礎知識の習得が中心でしたが、2年次からは「遺伝子工学」や「細胞組織学」など一気に内容が高度になり、実験の機会も増え、具体的に人体の詳細について知ることができて、ますます面白くなってきました。

「有機化学」などの実験では、まず原理を理解し、試薬の作用や使う際の注意点などを事前に把握して臨むように心がけています。座学で学んだ知識を実際に確認できるので、理解が深まります。また、先生との距離が近いため、質問しやすく疑問はすぐに解消することができます。「細胞組織学」を学んでからは臓器など人体の仕組みにも興味が湧いてきました。3年次からは臨床検査技師課程も視野に入れ、さらに興味ある分野を幅広く学んでいきたいと考えています。

※学年は取材当時のものです。

体感ムービー

  • 生化学T
  • 有機化学T
生化学T
有機化学T

大公開!名物授業

専門必修科目(2年次)生化学I 細胞を構成するタンパク質の機能について学ぶ

生物化学の基礎となる学問である生化学について、細胞の主たる構成成分であるタンパク質の性状について講義します。
高校生物で学ぶ知識より一歩踏み込んだ、より実用性を絡めた内容です。

必修科目(1年次)有機化学T 有機化合物の構造や反応性を理解する

有機化学は生命科学を理解するためにも重要です。分子を3Dの実体のあるものとしてとらえ、個々の有機化合物の構造的特徴と、その分子の反応性とを関連づけて学びます。

のぞき見!研究室

PICK UP 岸本研究室 岸本 利彦 教授 細胞を進化させ、生命の分子メカニズムに迫る

分子メカニズム解明はやりがいのある研究。

通常では死滅してしまうような環境に細胞を適応進化させ、そのときに生じたゲノム(遺伝情報)の変化(変異)や細胞内で生じた現象を解析し、致死環境で生存するというこれまでにない生命の生存・増殖メカニズムを解明しています。また、酸素や栄養が足りない過酷環境でも増殖する癌細胞は、体内で生じた一種の細胞進化と考えることができます。実験室内で細胞を進化、あるいは癌化させ、その分子メカニズムを解析することで生命の分子メカニズムを解明し、応用することを考えています。

PICK UP 永田研究室 永田 喜三郎 准教授 自然免疫と老化の関係を解明し健康に老いるヒントを

研究の背景や意義を伝えられることも重要です。

私の研究室では、免疫学をもとにした3つのテーマに取り組んでいます。1つ目は、生体の恒常性の維持に欠かせない自然免疫システムが破たんする仕組みから、制御する方法を構築することで病気の予防に役立てる研究。2つ目は、長寿命のマウスを使い、免疫メカニズムと老化の関係性を探り、健康に老いるためのヒントを模索する研究。3つ目は、免疫システムの活性化を疾病の治療につなげる研究。ぜひ熱意をもって研究に取り組んでください。

PICK UP 細井研究室 細井 晴子 准教授 蛍光タンパク質の発行メカニズムを解明する

蛍光タンパク質が生命科学分野の研究に貢献

クラゲやサンゴなどが持つ蛍光タンパク質。この物質を利用することで、生きたままの細胞や組織内のタンパク質の位置・動きが観察できるようになり、生命科学分野の研究に欠かせないツールとなりました。現段階では判明していない「なぜ光り、どのように光るのか」という発光メカニズムの解明をめざし、物理化学的なアプローチにより原子・分子レベルでの研究を進めています。

PICK UP 佐藤研究室 佐藤 浩之 教授 植物の未知なる可能性を引き出し、人類に貢献

夢のような発想が、未来の研究のヒントに!

植物が持つ機能を分子レベルで解明し、応用する方法を研究。例えば「オオハネモ」という海藻は、海水中のレアメタルやレアアースなどの元素を細胞内に高度に濃縮する機能を持っています。そのメカニズムを解明できれば、他の植物に導入し貴重な元素を効率的に回収したり、逆に放射性物質を除去することにも応用できます。生物や化学への興味を大切に、世界で誰も知らないことを知り、誰も考えなかったことを考え、それを人の役に立てるチャンスが、ここにあります。

その他の研究室

★内田研究室
タンパク質のX線結晶構造解析
★古田研究室
細胞の生理機能を制御する機能性分子の開発
★渡邊(総)研究室
新しい有機化合物をつくり活用する
★細井研究室
レーザーを使って生体分子の機能を 探る
★後藤研究室
構造生物化学:酵素の基質認識と反応機構を明らかにする
★渡辺(直)研究室
生体の防御反応の遺伝子レベルの解析
★藤崎研究室
細菌の細胞表層形成の仕組み
★岸本研究室
外部環境への生物応答と適応進化
★曽根研究室
ショウジョウバエから、人間の脳の仕組みを解明する
★大谷研究室
環境変化と免疫の関係を分子レベルで解明する
★杉本研究室
魚の皮膚がすばやく傷を治す仕組みの研究
★佐藤研究室
植物における遺伝子発現
★永田研究室
自然免疫と老化との関わり
★塚田研究室
「かたち」には意味がある:組織構造に隠された機能を解き明かす
★上野研究室
睡眠の機能とメカニズムを探る

各研究室の詳細はコチラ

気になる!将来の道

就職内定率約98%!多彩な資格取得支援で医療関連分野にも進出。大学院進学者も多数。

ナノテクノロジー、バイオテクノロジーが注目される近年、化学工業、食品、製薬、卸・小売、情報サービス業などさまざまな分野からの求人があります。臨床検査技師や放射線取扱主任者の資格取得に向けた講義が設けられており、資格を取得し医療関連の分野に進む学生も多くいます。また教員をはじめ、警察関係で鑑識などの科学検査を仕事に選ぶ人もいます。大学院進学者も増加。今後、バイオインフォマティクス分野への進出が増えることも期待されます。

業種別就職率

就職率:98.2% 参考:上記就職者のほか大学院進学者17名 ※2017年3月卒業生実績

取得できる資格

(中学校・高等学校)教諭一種免許状(理科) 臨床検査技師 第1種放射線取扱主任者 その他にも取得できる資格があります。

主な就職先

○民間企業 アイトピア/アスクレップ/イートライアル/EPSアソシエイト/イービーエム/EP綜合/イーピーメイト/イカリ消毒/井田産業/いわき婦人科/エイツーヘルスケア/エスアールエル/エスピック/エスフィット/キーエンス/クインタイルズ・トランスナショナル・ジャパン/香月堂/江東微生物研究所/サイトサポート・インスティテュート/シミック/新日本科学PPD/センチュリー21・ジャパン/第一ホテル両国/大正富山医薬品/WDBエウレカ/千葉興業銀行/東亜非破壊検査/東京めいらく/東光薬品工業/トーアエイヨー/ナカライテスク/西原商会/日研トータルソーシング/日本ステリ/日本ライフライン/ビー・エム・エル/マルホ/Meiji Seikaファルマ/メディサイエンスプラニング/リニカル/渡辺住研 ○病院 自治医科大学附属病院/帝京大学医学部附属病院/IMSグループ(板橋中央綜合病院グループ) ○官公庁・特殊法人 ちば県民保健予防財団 ○学校 東京成徳大学高等学校

約710社の企業と連携した就職サポートシステム

「キャリアセンター」を中心に就職委員と企業とが三位一体となって“キャリア形成支援”を行っています。個別相談の充実、多彩なガイダンスやセミナーの開催、インターンシップの実施、約710社の企業と連携した「TOHOアライアンス」など、個々の希望や適性を生かせる独自のサポート体制を整えています。

就職サポートシステム

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