理学部 Faculty of Science 化学科

充実した実験科目で、物質の不思議解明に挑む

東邦大学理学部化学科では、自然科学の基幹となる化学について、無機・分析化学、有機化学、物理化学を3本柱とし、講義・演習・実験を連携させたカリキュラムで基礎から応用まで修得。特に、充実した実験科目で学生自身の問題発見・解決能力を高めます。

ココに注目!

就職内定率は100%※
研究者やエンジニア、営業職をはじめ、臨床検査技師や教員など、毎年高い就職率を誇ります。※2017年3月卒業生実績
国家資格をめざせる「臨床検査技師課程」
首都圏私大理学部で唯一、臨床検査技師国家試験の受験資格が得られる課程を設置しています。
男女比は6:4
約40%が女子学生。全国の理学部と比べてもかなり高い割合で、女性が学びやすい環境です。

◯ 教育の3つの特色

少人数制の親身な指導
演習科目では教員1名に学生20名程度、卒業研究では教員1名に学生5〜6名程度という少人数制教育により、学生と教員とが深く関わりながら学ぶことで理解を深めます。
実験科目が充実
基礎化学実験にはじまり無機・分析化学実験、有機化学実験、物理化学実験、卒業研究まで4年間に渡り実験科目を多く採用。演習と講義と組み合わせ体系的かつ効果的に学べます。
最先端分野に触れられる
ナノテクノロジーやバイオテクノロジー、地球環境問題など幅広い分野への応用が期待される化学。「化学特論」や卒業研究など、身につけた基礎を土台に最先端分野の研究に触れられます。

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教えて!化学科生

  • 熊崎 悠一
  • 金子 夢
  • 津崎 航
  • 中村 茉優
  • 徳永 涼子
  • 能城 雄太
熊崎 悠一

理学部 化学科 4年 熊崎 悠一 (千葉県・八千代松陰高等学校出身)

2年次に履修した「環境化学」で、湖沼や干潟などの水環境を知ることに関心をもち、陸水域を対象に調査研究する地球化学教室に進みました。卒業研究では、地球上の炭素循環に重要な役割を果たしているとされる、水系腐植物質をテーマにフィールドワークと分析を行っています。私は、尾瀬ヶ原の39の池溏からサンプリングした水に含まれる水系腐植物質を測定・比較することで、水温や太陽光などの環境因子による影響や微生物がどのように分解に関わっているか、などを探っています。

教職課程では先生の「授業は自分が楽しむことが大切」という言葉が印象に残っています。実験や研究を通して、間違っていても発言する大切さを実感したことも教員としての指導に役立つ貴重な経験でした。ともに学び、高め合える仲間と出会い、有意義に過ごした4年間を糧に、生徒たちに学ぶ楽しさを伝えられる教員になることをめざします。

金子 夢

理学部 化学科 2年 金子 夢(千葉県・県立幕張総合高等学校出身)

化学科は実験の機会が豊富にあり、1年次の秋学期から始まる「基礎化学実験」など、早くから実験技術を学ぶことができます。実験器具もスペースも1人ずつ専用に用意されているため、自分のペースで実験が進められます。実験の計画から実施、考察まで、すべて自分で考えて行わなければなりませんが、そのおかげで自主性が身につきます。

最初は不慣れだったレポートも、仲間と議論しながらまとめることを繰り返すなかで、成長を実感しています。学ぶ意欲にあふれた仲間が多く、また、先生方が自らの研究に誇りをもっている姿にも刺激を受けています。2年次に履修した「環境化学」という授業で、環境問題を化学的な手法で解き明かすことに興味がわき、環境に関わる研究に携わりたいと思うようになりました。希望する研究ができるよう基礎をしっかりと勉強することを心がけています。

津崎 航

理学部 化学科 4年 津崎 航 (埼玉県・春日部共栄高等学校出身)

化学科は実験の機会が多く、疑問を自ら解決する自主性と論理的な思考力が身につきました。私がいま研究室で取り組んでいるのは「イオン液体」を用いる分離分析の研究です。水溶液からターゲットとする物質を抽出分離する際には、一般的に有機溶媒が用いられますが、イオン液体は有機溶媒に比べ、人体への害がなく、引火する危険もないため、原子力産業など安全性が求められる現場での活用が期待されています。

私の研究では試薬の色の変化で結果がわかるため、反応をその場で確認できる楽しさもあります。注目されて間もない研究分野のため、答えがない課題に取り組む難しさがありますが、これまでに学んだ知識を最大限に生かし、可能性を追究したいと思っています。東邦大学には他大学にはないような装置があり、実験設備が充実していることも魅力の一つです。卒業後は大学院に進学し、この恵まれた環境のなかでさらに研究を深めて、大きな成果をあげることが目標です。

中村 茉優

06 理学部 化学科 2年   中川 茉優 ( 千葉県・県立千葉東高等学校出身)

高校時代、変化がすぐに見て取れる化学の実験が好きで、実験設備が整っている東邦大学を選びました。印象に残っているのは1年次の「基礎化学実験」です。硫酸銅の結晶をつくる実験を行った際、複数の小さい結晶ができる場合と、一つ大きな結晶ができる場合とに分かれたことに疑問をもち、ますます化学への関心が深まりました。実験器具や機器が充実しているので、ほとんどの実験は学生一人ひとりが自ら行うことができ、実験が順調に進まないときも、その原因を探り、考察することができます。

実験の機会が豊富に与えられているため、最初は不慣れだったレポートも、次第にポイントがつかめるようになりました。1年次の春学期には「キャリアデザイン」という授業があり、4年間を有意義に過ごす心構えもできました。将来は、研究開発の道を希望しているので、数学、物理などの基礎もしっかりと学び、大学院進学への基盤にしたいと思っています。

徳永 涼子

05 理学部 化学科 4年   徳永 涼子 ( 埼玉県・獨協埼玉高等学校出身)

高校時代から化学の授業が好きで、大学でさらに学びを深めるため化学科に進学しました。現在取り組んでいる「卒業研究」は、電子機器に使われる多層基板用のポリマーフィルムが熱によって膨張しないよう、新規の架橋剤をつくることがテーマです。そのため歴代の先輩の成果をもとに、より膨張を抑える効果的な方法を一つひとつ確かめています。地道な作業ですが、学ぶにつれて知識が増えることが楽しく、自ら意欲的に学ぶ姿勢が養われました。

先生や大学院生のアドバイスにも助けられ、多様な角度から研究にアプローチする大切さを日々実感しています。東邦大学には実験設備など化学を学ぶ環境が充実しています。さまざまな実験が経験できるので研究に必要な基礎知識を身につけるとともに、実験の結果から成功や失敗の要因を探り、考察するための論理的な思考力も培うことができました。卒業後も大学院で研究を続け、将来は企業の研究開発職に就きたいと思っています。

能城 雄太

04 理学部 化学科 2年   能城 雄太 ( 千葉県・県立木更津高等学校出身)

将来、高校の化学の教員になりたいと考え、教員養成課程があって研究設備が充実している東邦大学に進学しました。学生一人ひとりに実験器具が行き渡るなど、恵まれた環境で1年次から実験に取り組むことができ、早い時期から実験技術を習得できることに満足しています。2年次からは「有機化学」など内容が高度になり苦労していますが、予習、復習を欠かさず、友人とも議論し合いながら、疑問点を解決するようにしています。

復習していると「あのときの先生の言葉はこういう意味だったのか!」と以前に学んだことと疑問点がつながる瞬間があり、化学の真理に近づけたようで楽しくなります。難しいからこそ理解できたときの喜びは大きいもの。生徒たちにもそういう喜びを体験させてあげられるような教員になりたいです。そのためにも専門分野の知識をもっと深め、また、教員として求められる素養を磨いて、伝える力・教える力を持つ教員になりたいと思っています。

※学年は取材当時のものです。

体感ムービー

  • 地球化学
  • 構造有機化学
地球化学
構造有機化学

大公開!名物授業

専門選択科目(3年次)地球化学 「地球システム」というテーマを概観する

地球を構成する元素の起源・特徴を学んだ後、大気・海洋・大陸等の地球表層環境における化学種や同位体の分布・性質・挙動、(微)生物との相互作用、元素循環、その地球史46億年にわたる化学進化を、概観します。

専門選択科目(3年次)構造有機化学 分子の三次元的な構造から有機化学を探究

分子の三次元的な構造が反応性や選択性におよぼす影響について学び、実践的な有機化学反応を理解します。三次元的なグラフィックをスクリーンとモニターに映して解説します。

のぞき見!研究室

PICK UP 地球化学教室 山口 耕生 准教授/千賀 有希子 准教授 湿原、干潟の水質を分析し、生態系への影響を考察

2015年にEcological Research論文賞を受賞。

世界的に注目されている水の問題を背景に、研究室では、湖沼、湿地、干潟といった陸水域を対象として、生元素が環境のなかでどのように循環しているかを解明しようとしています。例えば、干潟を調査、水質を分析することは、本来豊かな生態系を持ち、水質浄化のはたらきもある干潟の生態系を回復する手がかりになります。今後は、これまでの成果を踏まえ、水質の浄化と生態系の維持・管理の方法についても開発をめざしたいと考えています。

PICK UP 無機化学教室 高橋 正 教授/松川 史郎 准教授 元素が織りなす化合物群の謎に迫る

特異な化合物が合成できたときの喜びはひとしお。

特異な結合の仕方をする超原子価化合物の知られざる性質を解明し、それらを使用した新しい反応や機能の開拓をめざしています。本研究室では周期表の13族・14族・15族・16族を対象とした典型元素の超原子価化合物の合成法の開発と、それらの構造・反応性の研究を行っています。自由な発想で興味を追求した先に得られる誰も知らない未知の結果が基礎研究の最大の魅力。未知の化合物を探究する終わりなき旅を、いっしょにしませんか。

PICK UP 物性化学教室 菅井 俊樹 准教授/ヌ原 彰太 講師 次世代素材カーボンナノチューブの特性を探る

航空機や薬など応用技術への期待がふくらむ

カーボンナノチューブは、重さがアルミニウムの半分以下で鉄の20倍の強度を誇る新素材。航空・宇宙分野や先端医薬、超高速コンピュータなどへの応用が期待されています。本研究室では、その特性を広く利用するために、構造を制御する方法と、生成のしくみに関する基礎研究に取り組んでおり、2層のカーボンナノチューブを世界に先駆けて作り出すことに成功しました。

PICK UP 高分子化学教室 長谷川 匡俊 教授/石井 淳一 准教授 めざすのは「東邦大学オリジナル材料」の発信

スマートフォンにも使われる注目の部材!

オレンジ色に見える部分が研究対象のポリイミド。柔軟、かつ燃えにくく、光によって微細な加工もできる高性能・高機能な材料である。ここ、高分子化学教室における、研究の最終目標は実用化(商業化)。企業との共同研究開発プロジェクトでは、学生もスタッフとしてプロジェクトに参加。自分のアイディアと研究が、世の中に出まわる可能性もあるという。

その他の研究室

★無機化学教室
超原子価化合物の性質の解明と機能の開拓
★錯体化学教室
金属イオンと有機化合物の性質を生かした超分子錯体化合物
★構造有機化学教室
役に立つ新しい分子をつくる
★生物有機化学教室
有機合成を通じて生命現象を考える
★物性化学教室
ナノの世界を見て、創って、利用する
★高分子化学教室
東邦大学発のオリジナル材料を世に出す
★分析化学教室
「わける」「はかる」を極めて化学の真理に迫る
★地球化学教室
地球環境の謎を化学的な分析手法で解き明かす

各研究室の詳細はコチラ

気になる!将来の道

化学工業や医療関係、化粧品、製薬会社など幅広い分野で活躍!大学院進学者も多数。

化学工業をはじめとする製造業の技術者が比較的多く、特に大学院に進むほとんどの人が専門を生かした研究職に就いています。併設する臨床検査技師コースの科目を履修し、臨床検査技師の資格を取得して病院や検査会社などの医療関係に就職する人、化粧品や製薬会社の営業職に就く人も多くいます。また、科学的あるいは理学的知識を活かし、情報技術職に就く人、入学前からの夢を実現させ、教員や公務員として活躍している人もいます。

業種別就職率

就職率:100% 参考:上記就職者のほか大学院進学者29名 ※2017年3月卒業生実績

取得できる資格

(中学校・高等学校)教諭一種免許状(理科) 臨床検査技師 甲種危険物取扱者 その他にも取得できる資格があります。

主な就職先

○民間企業 
アイネス/足利銀行/アヅマ/アドバンテックグループ/医療システム研究所/インクロム/栄研化学/エスアールエル/SMBC日興証券/エッチ・アイ・シー/オブザーブ/クオリテックファーマ/クレスコ/京葉テクネット/ケーエスジャパン/サンケイ化学/ジャステック/昭和メディカルサイエンス/新昭和/鈴裕化学/SEMITEC/綜研化学/ソニー・ミュージックエンタテインメント/ソフトブレーン/ダイニック/東京めいらく/日本インシュレーション/日本化成/日本ドライケミカル/日本郵便/野村證券/ハウスメイトパートナーズ/ピアス/ファルコバイオシステムズ/本多通信工業/マイナビ/水澤化学工業/ライオンハイジーン ○病院 聖隷佐倉市民病院/戸田中央医科グループ/IMSグループ(板橋中央綜合病院グループ) ○官公庁・特殊法人 市川市/警視庁/ちば県民保健予防財団 ○学校 千葉県立野田中央高等学校/八千代市立高津中学校/松戸市立第四中学校/愛国学園大学附属四街道高校/
大成高等学校

約710社の企業と連携した就職サポートシステム

「キャリアセンター」を中心に就職委員と企業とが三位一体となって“キャリア形成支援”を行っています。個別相談の充実、多彩なガイダンスやセミナーの開催、インターンシップの実施、約710社の企業と連携した「TOHOアライアンス」など、個々の希望や適性を生かせる独自のサポート体制を整えています。

就職サポートシステム

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