理学部 Faculty of Science 物理学科

素粒子から宇宙まで、自然界の基本法則を探究

物理学の対象は、素粒子から宇宙、先端技術まで実に多彩な分野。東邦大学理学部物理学科では、基本的な枠組みを体系的に理解するとともに、最先端の研究まで見すえたカリキュラムで、社会に貢献できる人材を育成します。

ココに注目!

就職内定率100%※
電気および電子工業、精密機械、通信コンピュータ関連の企業や、教員・公務員の道など、多彩な進路先。※2016年3月卒業生実績
JABEE認定プログラムの教育
3年次以降の「物理エンジニアコース」は国際水準の技術者教育としてJABEEに認定。※JABEE:日本技術者教育認定機構
多彩な資格取得が可能
「物理エンジニアコース」修了で技術士第1次試験が免除に。他にも気象予報士や放射線取扱主任者などの資格取得が可能。

◯ 教育の3つの特色

国際水準の教育が受けられるJABEE認定プログラム
物理・応用物理学関連分野で全国初のJABEE認定プログラムである「物理エンジニアコース」は、国際水準のハイレベルな技術者教育が受けられ、修了者は国家資格「技術士」の第一次試験が免除されます。※JABEE:日本技術者教育認定機構
最先端の物理学を追究できる充実した研究教育環境
宇宙・素粒子などの基礎的分野から物性・応用物理などの先端科学技術まで対応できる多彩な研究・教育スタッフ。また文部科学省整備事業選定の複合物性研究センターをはじめ研究施設・設備も充実しています。
最高峰の研究施設を見学できる学外研修
国内外における世界最大のミリ波望遠鏡を訪れる「野辺山45m電波望遠鏡見学会」などの学外研修を実施。先端研究に触れる機会を設け、発展的な学びをサポートします。

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教えて!物理学科生

  • 大久保 岬
  • 北村 勇人
  • 市川 香
  • 石井 康太
  • 新井 千夏
  • 横山 拓矢
  • 高杉 美菜
 大久保 岬

07 理学部 物理学科 4年 大久保 岬 (千葉県・和洋国府台女子高等学校出身)

入学してまもなく受講した「物理学概論」は、先生方がそれぞれの研究内容について解説してくださり、好奇心を刺激されました。どの科目がどんな研究テーマにつながるかもわかり、おかげで卒業研究をイメージしつつ意欲的に学び進めることができました。現在は素粒子物理学教室で、原子核乾板に残る粒子の飛跡を調べ、新しい粒子やその性質を探っています。

私が取り組んでいるハドロンがタウ粒子に似た反応を示す確率を明らかにする研究は、東邦大学でしかできない研究であり、ニュートリノ振動によるタウニュートリノ出現の信頼性向上につながるため、やりがいのあるテーマです。研究には自ら課題を設定し、解決する、能動的な姿勢が求められます。ディスカッションや発表の機会も増え、発言力・時間管理能力、そしてチームで仕事をする力が身につきました。卒業後はメーカーで食品の包装の検査や開発の仕事に就きます。研究を通して得た力を生かし、周囲から頼られる存在になることをめざしています。

北村 勇人

06 理学部 物理学科 2年 北村 勇人 (埼玉県・県立大宮高等学校出身)

高校時代から興味があった宇宙について学びたいと思い、物理学科を選択しました。1年次の「力学」や「電磁気学」などの必修科目は、最初の時間に講義を受け、続けて講義で学んだ知識を使って演習を行うカリキュラムのおかげで、疑問をすぐに解消でき、理解を一層深めることができました。また、「物理学序説」という授業では少人数のゼミ形式で、テーマについて調べて、資料にまとめ、発表することを経験し、自ら学ぶ姿勢や人にわかりやすく伝えることの大切さを学びました。

4年次から始まる卒業研究に備えて、プログラミングの能力や、研究に関連する論文を理解するための英語力を高めたいと思っています。宇宙には解明されていない事実がまだまだたくさんあり、新たな理論や発見に立ち会えるかもしれないと思うと胸が躍ります。そして、将来は、次の世代の子どもたちに最先端の科学と、その魅力を伝えるような仕事ができたらと思っています。

市川 香

05 理学部 物理学科 4年   市川 香 ( 東京都・都立城東高等学校出身)

中学時代から理科が好きで、その基礎となる数学と物理の双方が学べる物理学科を選択しました。現在は表面物理学教室に所属し、「卒業研究」でステンレスの水素脆化に関する研究をしています。水素脆化とは水素が金属中に蓄積することで、金属の強度が低下する弊害のことですが、金属中の水素の観察が難しいため、そのメカニズムの解明は水素社会の実現に向けての大きな課題になっています。

自分の研究が社会的にどんな意味を持つか明確になり、学ぶことがより楽しく、意欲的に研究に取り組めています。実験は思い通りにならないことも多いのですが、原因を考え、研究室の大学院生や先生、ときには4年生同士で話し合うなかで、一つの事柄の原因を多様な視点から考える姿勢が身につきました。実験を行い、考察をする時に不可欠な、いろいろな仮説を立て、考える姿勢は、社会における問題を解決する際にもきっと役立つと思っています。

石井 康太

04 理学部 物理学科 2年   石井 康太 ( 千葉県・県立長生高等学校出身)

自然界で起きている現象を実験や数式を用いて理解する点に魅力を感じ、物理学科を志望しました。1・2年次は、大学で物理学を学ぶための基礎を固めることが重視されていますが、1年次の「物理学概論」という授業では、東邦大学の先生方だけでなく、企業や研究所などの専門家から、物理学のさまざまな分野に関する講義を聞くことができ、それまで知識がなかった分野にも興味を持つきっかけになりました。

2年次からは実験の内容がより高度になるため理解するのに時間はかかりますが、その分考える力がついてきた実感があります。また、専門的な知識をつけるだけでなく、教養教育科目の「キャリアデザイン」という授業では、協調性やコミュニケーション能力の重要性を学ぶことができました。現在は放射線や原子・分子などの領域に関心があります。将来、人や社会に役立つ研究ができるよう、さらに専門的な知識を深めたいと考えています。

新井 千夏

03 理学部 物理学科 2年 新井 千夏 (私立茗渓学園高等学校出身)

力学や重力などの物理学に加え、JABEE(日本技術者教育認定機構)認定の物理エンジニアコースで学べることが、入学の決め手となりました。また先生と学生との距離が近く疑問点を気軽に質問でき、親身に指導していただけることも大きなメリットです。授業では学生の自主性が重視されるため、理解を深めるために課題教科書以外の資料を調べるなど、自ら学ぶ姿勢が身についてきました。

入学当初、大学での学び方がわからず先生に相談した際に「授業でやることをしっかりやれば自分の行きたい道に進める」と言っていただいたことが、学ぶ支えになっています。1、2年次は基礎を固め、3年次以降は以前から興味のある超伝導について研究したいです。物理エンジニアコースに進んで幅広い知識を身につけ、さらに大学院で専門を究め、知識や技術を社会に役立てることが今の目標です。

横山 拓矢

02 理学部 物理学科 4年 横山 拓矢 (埼玉県立松山高等学校出身)

3年次になると、学びの内容がぐっと高度になりますが、通常の講義の後に演習が組まれているおかげで、疑問点があってもじっくり考えて計算すれば解決できます。4年次の今は物性物理学教室に所属し、卒業研究でパラジウム系物質を使って圧力下における抵抗測定を進めています。物理学が好きな人ばかりに囲まれ、根底の理論から現象ごとに違う数式を導いていく物理学の難しさと楽しさを日々感じています。

在学中に東日本大震災を経験したことで防災に対する意識が高まり、卒業後は技術者として防災関連企業へ就職します。また、卒業までに消防設備士の資格取得にも挑戦する予定です。大学で修得した知識や技術を生かし、施工管理段階から防災という分野で人々に貢献したいと思っています。

高杉 美菜

01 理学部 物理学科 3年 高杉 美菜 (私立土浦日本大学中等教育学校出身)

力学や電磁気学、物理数学、相対性理論などを幅広く学んでいます。高校では使う公式が限られていましたが、大学ではひとつの解答を色々な数式から導き出します。頭で考える機会が多く、「物理学」で考えることが習慣化。電車に乗っている時や救急車とすれ違った時も、授業で学んだ慣性の法則やドップラー効果などにつながり、ちょっと感動することがあります。

「あれって、どういうこと?」と、講義や演習の後に友達と一緒に考えることも多くあります。先生に質問すれば丁寧に教えていただけますが、周りの友達も物理が好きなので、みんなで考える時間はとても楽しいです。演習の時間もみんなで話し合って考えることが多く、学生同士の距離も縮まりやすく、楽しく学べる雰囲気があり、難しい授業にもついていけます。

※学年は取材当時のものです。

体感ムービー

  • 物理学概論
  • 物理学実験UA
物理学概論
物理学実験UA

大公開!名物授業

専門選択科目(1年次)物理学概論 ゲスト講師を招き多彩な切り口で物理学にアプローチ

物理学の面白さとは何か、物理学がどのように世の中で役に立っているのかを、本学教員ばかりでなく企業や研究所で実際に物理を使った仕事をされている方々を講師に招いて授業を行っています。

専門必修科目(2年次)物理学実験IIA 実験を繰り返し、物理学に対する理解を深める

基礎的な物理実験から、実験技術および実験結果の整理の技術を修得するとともに、自然の体系に対する理解&説明能力を培います。実験は1〜2人で1テーマ3週間かけ取り組みます。

のぞき見!研究室

PICK UP 基礎物理学教室 渋谷 寛 教授/小川 了 教授 深遠なる宇宙の謎を素粒子からひもとく

自分で答えを発見していく喜びを体験してほしい。

宇宙のあらゆるものを構成している基本粒子が何か、また、それらがどのような法則で影響し合い、世界が作られているかを解明する「素粒子物理学」をマクロ、ミクロの視点から実験を通じてひもといていきます。私たちは、ニュートリノの性質の解明をめざす国際共同実験OPERAや、宇宙から降り注ぐニュートリノを観測し、発生機構を探るAshra実験などに参加。最先端研究に触れ、さまざまな体験をしてほしいと思います。

PICK UP 宇宙・素粒子教室 北山 哲 教授/関口 雄一郎 講師 マクロからミクロから、謎に満ちた宇宙を探究

人類が問い続ける“究極の疑問”解明へ!

多くが未だ解き明かされていない宇宙について、マクロとミクロ両方の視点から研究。宇宙の観測に基づくマクロの研究では、2015年打ち上げをめざす次期X線天文衛星ASTRO-Hプロジェクトに携わっています。また、素粒子の世界を突きつめるミクロの研究として、粒子同士を高速に衝突させることで実験装置内にビッグバンに似た状況を再現することをめざしています。自然科学最大のテーマに挑む、物理学の最先端領域。それが「宇宙・素粒子教室」です。

その他の研究室

★宇宙物理学教室
ブラックホールから宇宙の大規模構造まで
★量子エレクトロニクス教室
レーザーによる地球大気から原子までの探求
★物性物理学教室
「有機伝導体」の研究で新しい物理学を発信
★物性理論教室
物質の諸性質をミクロの世界から理論的に解明
★表面物理学教室
固体表面に吸着した原子・分子の振る舞いの研究
★原子過程科学教室
原子・分子の反応の研究と先端科学計測装置の開発
★磁気物性学教室
基礎的な磁性からスピントロニクスまで幅広く研究する

各研究室の詳細はコチラ

気になる!将来の道

就職内定率100%!JABEEにも認定された、確かな人材育成レベル。

時代のニーズに基づいたカリキュラムを展開し、暮らしに身近な分野から最先端の宇宙開発分野まで、急速に進む技術革新に柔軟に対応。このような人材育成が評価され、物理学科の学生に対する求人は、近年特に好調です。就職先として電気および電子工業、精密機械、通信、コンピュータ関連の大企業が多いとともに、教員や公務員の道も広がっています。物理・応用物理学分野初の日本技術者教育認定機構(JABEE)による認定を受けたことで、卒業生に対する社会からの期待度もますます高まっています。

業種別就職率

就職率:95% 参考:上記就職者のほか大学院進学者18名 ※2015年3月卒業生実績

取得できる資格

(中学校・高等学校)教諭一種免許状(理科) 技術士 その他にも取得できる資格があります。

主な就職先

○民間企業 アクティス・ジャパン/EMCジャパン/イースト/池上通信機/伊藤超短波/ウエニ貿易/エー・ピーカンパニー/sky/LDS/エン・ジャパン/エンパイヤ自動車/エンプラス/オーテック/カナオカ/カネテック/キヤノンITソリューションズ/新日鐵住金/綜合キャリアグループ/タニコー/千葉興業銀行/DTS/TDCソフトウエアエンジニアリング/テクノブレイブ/東京ガス/トヨタホーム東京/日本ハウスホールディングス/ビックカメラ/フォーラムエンジニアリング/深田パーカライジング/富士ソフト/松田産業/マブチモーター/三井造船システム技研/メイテック/盟和産業/メイン/矢崎総業/ユニシステム/RECREATIONS/レンタルのニッケン ○官公庁・特殊法人 独立行政法人国立印刷局/公益財団法人日本印刷技術協会(JAGAT) ○学校 千葉県公立高等学校・中学校/埼玉県公立中学校/城北埼玉中学高等学校/中央学院高等学校/日々輝学園高等学校

約670社の企業と連携した就職サポートシステム

「キャリアセンター」を中心に就職委員と企業とが三位一体となって“キャリア形成支援”を行っています。個別相談の充実、多彩なガイダンスやセミナーの開催、インターンシップの実施、約670社の企業と連携した「TOHOアライアンス」など、個々の希望や適性を生かせる独自のサポート体制を整えています。

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