理学部 情報科学科

2次元画像から実空間の情報を推定し、ユーザーにわかりやすく提示する。

数藤 恭子 教授

  • AI,認識技術
2次元画像から実空間の情報を推定し、ユーザーにわかりやすく提示する。
最近話題のAI(人工知能)の文脈で語られる「画像認識」や「機械学習」といった領域の研究を行っています。研究室のミッションは、高度な認識技術の実現とそれを応用した情報開示インターフェースの提案。簡単にいうと2次元画像から実空間の情報を推定し、ユーザーにわかりやすく提示する方法を模索しています。ベースとなるのは、私が学生時代から研究に携わる「コンピュータビジョン」という技術。人間の視覚と脳での処理が行う高度な知覚・認識と同じ処理をコンピュータ上で実現するのが目的です。 学生が取り組むテーマのひとつに「画像から物体のカテゴリや素材を認識する」「カテゴリを指定して画像を生成する」という研究があります。これは、機械学習を用いて、ラベルが付いた大量の画像をコンピュータに学習させ、そこから特徴となる情報を抽出し、例えば自動で画像を生成するというもの。これを応用すれば、材料にスマートフォンをかざすだけで、料理レシピを検索するような機能を実現できるかもしれません。 この世の中のあらゆる現象をコンピュータが認識できる仕組みを開発し、私たちの日々の暮らしをもっと快適にする発明につなげたいと考えています。

数藤 恭子 教授

東京大学工学部計数工学科卒業、東京大学大学院 工学系研究科 計数工学専攻 修士課程修了。NTT研究所勤務を経て、2006年、東京大学で情報理工学の博士号取得。2017年より現職。

[研究内容]

  • 人物属性認識
  • 画像の認識、推薦
  • 映像からのイベント検出
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