薬学部

卒業生インタビュー

卒業生からのメッセージ

薬事監視員として、
行政の立場で人々の健康を守る。

薬事監視員 永田 麻里絵
東京都福祉保健局 健康安全部 薬務課 勤務(取材当時)
(2015年 薬学部薬学科卒業)

薬事監視員は、医薬品メーカーや商社、病院などに対して、医薬品医療機器等法が遵守されているか、適正な品質の医薬品等が供給されているかなどを調査し、医薬品等の品質・安全性を確保していくことが主な仕事です。過去には、健康食品から医薬品成分や発がん性物質が発見され、回収を指示したこともありました。薬事監視員に興味を 持ったのは、3年次に訪れた東京都薬用植物園でケシの作用を知ったことがきっかけです。ケシは鎮痛鎮静剤の原料になる一方、濫用薬物の原料にもなります。当時、東京都は危険ドラッグの規制を全国に先がけて進めており、行政の立場で人々の安全と健康を守る体制づくりにやりがいを感じたのです。
在学中はバレーボール部で活動しました。ゼロから人を動かし、部として活動する仕組みをつくった経験を、今後の新たな施策づくりに生かしていきたいです。

薬事監視員は、事業所への立ち入り検査のほか、都庁を訪れる事業者からの相談にも対応します。