理学部

先輩インタビュー

在学生インタビュー

アメーバの細胞で発生する「振動現象」の仕組みを解明したい。

4年 山下 謙介
千葉県・県立佐倉高等学校出身(取材当時)

理学部生物学科は、ミクロの世界からマクロの世界まで、生物を幅広く学べるのが魅力です。特に印象に残っているのは、2年次の「発生生物学」の授業です。生物の細胞内で遺伝子の発現やタンパク質の移動の際に発生する「振動現象」を知り、専門的に研究してみたいと思うようになりました。現在はライブセルイメージングという手法で、アメーバの細胞内で起きる振動現象を撮影し、その規則性や原理を解析しています。実はアメーバなどの単細胞生物に限らず、脊椎動物の肋骨や背骨など、規則性を持った構造が作られる過程にも振動現象が関わっているので、この現象が解明できれば、あらゆる生物や細胞の研究に応用できます。生物の仕組みの根源に迫る研究なので、とてもやりがいを感じています。