先輩インタビュー
在学生インタビュー
最新の地球化学分析で数万年前の世界規模の気候変動の謎に迫る。

4年 秋山 絢
静岡県・県立沼津西高等学校出身(取材当時)
卒業研究では、研究室の先輩が参加した南大洋(インド洋の南極付近)の研究航海で得られた、深海堆積物試料を使っています。約7万~1万年前の最終氷期の基礎生物生産の変動を解明する事が、私の研究テーマです。微量元素や栄養塩元素の化学形態別存在量の分析から、グローバルな気候変動の謎に迫ることができるのが、この研究の特徴です。この「地球化学」の最大の魅力は、最先端の装置を使った謎解き型の研究から、論理的思考と批判的精神と多様な分析スキルを身につけられる点です。現在は、外部の研究機関との共同研究にも取り組んでいます。卒業後は、環境分析関連の企業に就職します。大学時代に培った知識と経験を活かして、飲料水や医薬品などの検査分析を行い、社会に貢献したいと思っています。
