理学部

先輩インタビュー

在学生インタビュー

「磁化構造」を可視化し、目に見えない極小世界の謎に迫る。

4年 宮田 麻那
茨城県・清真学園高等学校出身(取材当時)

高校2年生の時に、「なぜ磁石はくっつくのか?」と疑問に思ったのが、理学部物理学科に進学したきっかけです。高校3年生の時に、東邦大学のオープンキャンパスに参加し、現在の指導教員である大江純一郎教授の研究室を知り、「ここで学びたい!」と進学を決めました。現在は、物性理論教室で、「磁化構造」に関する理論的な研究に取り組んでいます。磁化とは、磁石を極限まで小さくした時のS極とN極のペアにあたるもので、ここに磁場をかけるとさまざまな構造が表出します。コンピュータシミュレーションを用いて、極小な磁化構造を可視化するのがこの研究の目的です。目に見えない世界の仕組みがわかるのが物性理論研究の面白さ。大学院でもこのテーマを継続し、物理学の奥深い世界を追究します。