総合診療・救急医学講座
内科学講座循環器内科学分野
内科学講座糖尿病・代謝・内分泌学分野
内科学講座血液腫瘍学分野
- 腎臓学講座
外科学講座心臓血管外科学分野
外科学講座小児外科学分野
- 脳神経外科学講座
小児科学講座
精神神経医学講座
整形外科学講座
耳鼻咽喉科学講座
皮膚科学講座
放射線医学講座
形成外科学講座
臨床検査医学講座
口腔外科学研究室
臨床腫瘍学講座緩和医療学分野
解剖学講座微細形態学分野
生理学講座細胞生理学分野
生化学講座病態生化学分野
病理学講座
微生物・感染症学講座感染病態・治療学分野
社会医学講座公衆衛生学分野
社会医学講座医療統計学分野
免疫学講座
心理学研究室
テスト
テスト
英語学研究室
生物学研究室
- 錯体化学教室
生物有機化学教室
有機合成を通じて生命現象を考える
本研究室は、「生命現象の解明」から「生活水準の向上」までを視野に入れ、新たな機能材料の開発を推進。有機化学の力で「自然界からの単離が困難な生体機能分子を純物質として供給すること」「生体機能分子に相互作用し機能を制御する分子を創出すること」をめざしています。
高分子化学教室
東邦大学発のオリジナル材料を世に出す
本研究室では、有機物として最高レベルの耐熱性をもつ高分子ポリイミドを中心に、次世代の耐熱性電気絶縁材料、電気絶縁性放熱材料、表示デバイス用ガラス代替材料などの研究開発、新規材料の実用化を推進。そのために学外との共同研究も積極的に行っています。
地球化学教室
地球環境の謎を化学的な分析手法で解き明かす
46 億年にわたる大気・海洋・大陸の進化、生命の起源と進化、そして地球環境変動の解明に向け、その足掛かりとなる堆積物・堆積岩を対象に化学的な分析手法でアプローチ。現代における環境汚染、地球温暖化などの原因解明や、生態系の保全にも挑みます。
- 地理生態学研究室
ゲノム進化ダイナミクス研究室
ゲノムにまつわる遺伝・発生・進化の謎に挑む
動物ゲノムを、遺伝子工学や細胞工学、発生工学的手法を用いて、核酸と染色体、そして表現型の3 つの側面から研究。主に遺伝学的に特異なゲノム再編成機構や、哺乳類のX 染色体不活性化とエピジェネティックな遺伝子発現制御機構等を解析し、ゲノムに関する謎をひも解きます。
動物生態学研究室
フィールドワークを軸に動物の行動・生態・進化を研究
フィールドワークによって動物の行動、生態、種間関係などを調べる自然誌研究と、行動実験、遺伝解析を含むさまざまなアプローチで適応進化や形質の多様化メカニズムの理解をめざす研究に取り組んでいます。陸上脊椎動物の中で特に高い多様性を示す爬虫両生類を主な対象として研究を進めています。
生化学研究室
加齢に伴う変化や神経変性疾患の病態を生化学的に解き明かす
ミトコンドリアの呼吸鎖複合体が電子を伝達してATP を産生する際に、副産物として活性酸素種も発生します。ミトコンドリア機能異常が老化や神経変性疾患を引き起こすメカニズムを解明し、早期診断に役立つバイオマーカーの開発をめざします。
分子発生生物学研究室
小さな生物の大きな可能性を探る
生き物の形作りのメカニズムを理解するため、細胞性粘菌というユニークな微生物を用いています。遺伝子を操作できるゲノム編集技術や生命現象を顕微鏡下で見られるライブイメージング技術という最新技術も駆使しながら研究を進めています。
生体調節学研究室
生命を維持し継承していく機構を解明する
生物個体が発生・成長を遂げ、次世代へと生命の継承を行っていくなかでみられるさまざまな現象を解明しています。例えばペプチド分子や細胞外ヒストンが中心的な役割を果たす生体防御機構の研究では先駆的な成果を発表し続けるとともに、動物や植物の病原体に対する抗菌物質の探索にも力を注いでいます。また、両生類をモデルとして、ホルモンがいかに変態や生殖行動を制御しているのか、脳内の神経新生がどのように制御されているのか、そのメカニズム解明をめざしています。
渡邊研究室
新しい有機化合物をつくり活用する
有機化合物の合成研究は、自分で設計した分子を自分の手でつくり出せるという意味で、大変ユニークです。新しく合成した化合物のさまざまな性質を調べ、その成果をより高機能な化合物の設計やバイオの研究に応用することをめざします。
- 後藤研究室
藤崎研究室
細菌の細胞表層形成の仕組み
研究対象は、動物細胞にはない反応経路である細胞表層分子の合成メカニズム。本研究室では、大腸菌や黄色ブドウ球菌の脂質の合成や分解に関わる突然変異株を用いて、細胞表層形成や細菌の抗菌薬耐性の仕組みを調べています。
曽根研究室
ショウジョウバエから、人間の脳の仕組みを解明する
ヒトとショウジョウバエの外見は大きく異なりますが、遺伝子の機能は非常に似ています。ショウジョウバエの遺伝子研究から、ヒトの脳の病気の治療に結びつく知見を見出し、ヒトの脳が高度な機能を発揮する動作原理を明らかにします。
大谷研究室
環境変化が免疫に与える影響を分子レベルで探る
栄養不足や酸化ストレスといった環境変化は免疫反応に影響を与えます。私たちは、アレルギー性皮膚炎や敗血症等の免疫異常によって起こる疾患と環境変化との関係を、培養細胞や実験動物を用いて分子レベルで調べています。
杉本研究室
魚の皮膚がすばやく傷を治す仕組みの研究
魚は表皮の細胞がヒトの50 ~ 100 倍のスピードで移動して皮膚の傷を治します。本研究室では、魚のウロコの皮膚を培養して表皮の細胞をシート状に移動させる方法を開発。そこから、皮膚を再生させる仕組みを研究しています。
永田研究室
自然免疫と老化との関わり
からだの細胞は常に新しく産み出され、役割を終えた死細胞は免疫細胞によって除去されますが、免疫機能が落ちると死細胞が蓄積し、老化に伴う疾病の原因となります。死細胞の除去機構の解明を通じて、免疫と老化との関わりを追究します。
上田(石原) 研究室
最新の技術を駆使して、脳の老化を防ぐ
生物は内部環境を一定に保つ恒常性と外部環境に応じて変化する可塑性を持ち合わせます。これらの仕組みが働かなくなると、さまざまな病気が起こります。私たちは、脳の恒常性と神経可塑性の原理を読み解き治療戦略に繋ぐことをめざします。
素粒子物理学教室
素粒子の実態を明らかにすることで宇宙の起源に迫る
素粒子物理学は、この自然界の根源的な仕組みを明らかにする学問であり、それは宇宙の起源の解明につながります。また、素粒子物理学における実験技術は医療・産業社会へも広く応用されています。本研究室では、加速器や宇宙から到来するニュートリノに関する研究、宇宙における暗黒物質の正体解明に向けた研究、さらに新たな素粒子物理学的現象を捉えるための実験技術に関する多様な開発研究も行っています。
- 物性物理学教室
原子過程科学教室
原子・分子の反応の研究と先端科学計測装置の開発
夜空に輝くオーロラから核融合発電、宇宙空間での分子合成進化まで、我々の周りの多くの現象には原子・分子・イオンの反応過程が深く関わります。本研究室では、多くの粒子が絡むこれらの複雑な反応過程を新しい実験手法を駆使して研究し、さらにはその技術を生かした先端科学計測装置として医学用の生体ガス分析装置、放射線被ばく線量評価装置の開発も行っています。
内科学講座消化器内科学分野
内科学講座呼吸器内科学分野
内科学講座神経内科学分野
内科学講座膠原病学分野
- 外科学講座一般・消化器外科学分野
外科学講座呼吸器外科学分野
外科学講座乳腺内分泌外科学分野
産科婦人科学講座
新生児学講座
心身医学講座
泌尿器科学講座
眼科学講座
麻酔科学講座
- 構造有機化学教室 教授 幅田 揚一 / 教授 桑原 俊介
病院病理学講座
リハビリテーション医学研究室
東洋医学研究室
解剖学講座生体構造学分野
生理学講座統合生理学分野
生化学講座生化学分野
薬理学講座
微生物・感染症学講座感染制御学分野
社会医学講座衛生学分野
社会医学講座医療政策・経営科学分野
法医学講座
医学情報学研究室
物理学研究室
化学研究室
無機化学教室
個性的な無機化合物の合成とその物性解明
特異な磁性を示すセラミックスや電気伝導性を制御できる2 次元物質薄膜など無機固体材料の合成・物性研究を行っています。周期表のほとんどの元素が研究対象で、それらを巧みに利用して新物質の合成に取り組んでいます。化合物の組成や構造と物性の関係を解き明かし、新たな機能性材料の創出をめざします。
構造有機化学教室
役に立つ 新しい分子をつくる
本研究室では、混ぜるだけで分子やイオンが整然と並び、多様な働きをする超分子をつくるほか、「右手と左手」のような光学活性を示す分子をつくり分ける方法も研究しています。さまざまな分子を組み合わせることで、社会に役立つ分子(分子マシン)の開発を進めていきます。
物性化学教室
ナノの世界を 見て、創って、利用する
電気伝導や光・熱物性にユニークな特性を示すフラーレンやカーボンナノチューブを構成単位とした新規分子集積体の、合成・物性探索・応用について研究します。また、ナノ物質の形と大きさを見分ける新規ナノ物質測定法の開発や、レーザー光を利用した研究も進めています。
分析化学教室
「わける」「はかる」を極めて化学の真理に迫る
研究対象は、液液界面や固液界面を物質認識の場とした分離・計測系。イオン液体や機能性試薬を用いた化学反応に基づく新しい物質分離系の構築や、配位子を化学修飾した電極や親水性カーボンナノ微粒子の表面を利用した検出方法の開発研究などを行っています。
- 植物生態学研究室
行動生態学研究室
動物の行動や社会を野外調査とDNA 分析からひも解く
主に哺乳類を対象に、動物の生態を研究しています。フィールドでの行動観察や痕跡調査、DNA を用いた個体識別や血縁解析を実施することで、ゴリラなどヒトに近い霊長類から食肉類、偶蹄類、ウサギまで多様な哺乳類の行動や社会とその進化を明らかにし、人類進化の謎にも挑戦しています。
動物進化・多様性研究室
脊椎動物の進化史復元ならびに形態多様化研究
脊椎動物全系統の進化史復元を最終目標としています。これまでは鳥類・爬虫類を主な対象に系統復元や形態多様化メカニズムの解明に取り組み、近年はダーウィンフィンチ類とハワイミツスイ類の適応拡散に注目し、その種分化、形態多様化のメカニズム解明に注力しています。
幹細胞リプログラミング研究室
あらゆる細胞のもとになる幹細胞から生命現象を紐解く
私たちの体は 1 個の受精卵に由来する30兆もの細胞からなります。細胞は遺伝子発現のプログラムを書き換え、多様に分化、初期化、がん化します。エピジェネティクスと呼ばれるこのプログラムの本体は、DNAやヒストンなどの化学修飾です。本研究室では、胚操作、ES・ iPS 細胞を用いてこの書き換え機構や創薬支援研究を行っています。
細胞生物学研究室
多細胞統御の情報機構とその進化を探る
多細胞生物では、細胞が互いに連絡し合い環境に応答しながら、体を作り生命を維持しています。細胞内ではさまざまな生体分子がこれらの情報の処理に働きます。このような細胞の情報機構は進化を経て形成されてきました。私は多細胞化が進化した社会性アメーバを材料に、多細胞統御の細胞・分子機構とその進化を研究しています。
植物生理学研究室
植物の環境応答と形態形成の仕組みを探る
植物の環境適応能力について研究しています。植物の環境応答と形態形成が植物ホルモンや細胞骨格系などの因子によりどのように制御されているかを、分子生物学・生理学・形態学的手法を用いて研究しています。
古田研究室
細胞の生理機能を制御する機能性分子の開発
細胞の生理機能を化学反応として理解するための新しい解析手法を開発しています。細胞内のシグナル分子や神経伝達物質、遺伝子などの分子に光で働くスイッチをつけて、その働きを制御する機能解析手法の構築をめざしています。
細井研究室
レーザーを使って生体分子の機能を探る
研究対象は、生体内のさまざまな化学反応。生命現象の本質解明を目的に、生体分子の反応メカニズムを、レーザー分光法を用いて研究しています。最近は、海中で光るクラゲやサンゴに含まれる蛍光タンパク質の発光過程を調べています。
武藤研究室
時を生み出すタンパク質の仕組みを解明する
植物や動物は、地球の自転に伴う昼夜交代のリズムに適応するために、生体内に時計(生物時計)を備えています。私は、この生物時計が24 時間周期を生み出す仕組みについて、構造生物学的手法を使って解析しています。
岸本研究室
外部環境への生物応答と適応進化
生物の進化は遺伝子の突然変異の結果として起こりますが、生物が最初に環境に適応し有利な突然変異が選択されるまでの過程は未解明のままです。生物の進化の初期段階に起こる現象を大腸菌の耐熱化などを用いて研究しています。
古倉研究室
がん転移に伴う細胞の変化を遺伝子発現制御から考える
がん転移の際、がん細胞は性質を大きく変え、発現する遺伝子も変化します。この時、遺伝子発現の制御機構もゲノム全体で変化することがわかってきました。私たちは培養細胞を用いてがん転移と遺伝子発現制御機構の関連を調べます。
鹿島研究室
データサイエンスを駆使しプラナリアの謎に迫る
プラナリアはすべての細胞種に分化が可能な全能性幹細胞を維持し、断片からでも全身を再生できます。古典的な生物学的手法とデータサイエンスを駆使することで、「なぜプラナリアは全能性幹細胞を維持・制御できるのか?」その分子基盤の解明をめざしています。
佐藤研究室
植物における遺伝子発現
医薬品や臨床検査試薬用途のタンパク質を大量に発現したり、土壌中の重金属元素を高効率で蓄積したりする性質をもつ遺伝子組換え植物を作出し、社会還元をめざします。植物が乾燥や食害などの環境に適応するための機能も研究対象です。
- 塚田研究室
宇宙物理学教室
ブラックホールから宇宙の大規模構造まで
私たちの宇宙は、微視的な素粒子に働く力や巨視的なスケールで卓越する重力などが支配するさまざまな物理過程が絡まり合いながら成り立っています。本研究室では、これらを考慮しつつ、中性子星・ブラックホールなどの高密度天体から、銀河・銀河団などの大規模構造、さらには宇宙の進化まで、理論的な研究を行っています。また、進展著しい重力波や、さまざまな波長の電磁波観測に関する研究も行っています。
量子エレクトロニクス教室
レーザーによる量子・原子物理の探求と高精度レーザー光源の開発
身の回りの物にはすべて色があり、物質を構成する原子や分子特有のものです。そのため、単色性と指向性が良いレーザーを用いることにより、すべての物質を色で分類し精密に調べることができます。本研究室ではこのレーザーを光源としたミクロな原子の精密計測から、新しい高精度レーザー光源の開発までを幅広く行っています。さらに、最近では医療物理の分野でも成果を上げています。
物性理論教室
物質の諸性質をミクロの世界から理論的に解明
量子力学や統計力学を駆使し、計算機の力を借りて、電子やスピンに起因する物質の物理的諸性質に関する理論的研究を行っています。特に、低次元電子系やスピントロニクス分野の研究に力を入れ、未来のデバイスにつながる成果をあげています。
磁気物性学教室
基礎的な磁性からスピントロニクスまで幅広く研究する
磁性体はコンピュータのハードディスクや小型の強力なモーターなど、日常生活でいろいろ応用されています。最近では電子の磁気と電気的な性質を利用したスピントロニクスという分野が注目され、スピントランジスタやMRAMとよばれる高速な不揮発メモリーの開発などが進んでいます。量子力学というミクロの法則にしたがって集団で運動する電子は、一方で、強相関、量子スピン、フラストレーションといった新しい概念で表されるような性質や現象を見せます。固体の磁性体はその格好の舞台なのです。基礎、応用にこだわらず幅広く磁性や磁性体を研究しています。
総合診療・救急医学講座
内科学講座消化器内科学分野
内科学講座循環器内科学分野
内科学講座呼吸器内科学分野
内科学講座糖尿病・代謝・内分泌学分野
内科学講座神経内科学分野
内科学講座血液腫瘍学分野
内科学講座膠原病学分野
- 腎臓学講座
- 外科学講座一般・消化器外科学分野
外科学講座心臓血管外科学分野
外科学講座呼吸器外科学分野
外科学講座小児外科学分野
外科学講座乳腺内分泌外科学分野
- 脳神経外科学講座
産科婦人科学講座
小児科学講座
新生児学講座
精神神経医学講座
心身医学講座
整形外科学講座
泌尿器科学講座
耳鼻咽喉科学講座
眼科学講座
皮膚科学講座
麻酔科学講座
放射線医学講座
- 構造有機化学教室 教授 幅田 揚一 / 教授 桑原 俊介
形成外科学講座
病院病理学講座
臨床検査医学講座
リハビリテーション医学研究室
口腔外科学研究室
東洋医学研究室
臨床腫瘍学講座緩和医療学分野
解剖学講座生体構造学分野
解剖学講座微細形態学分野
生理学講座統合生理学分野
生理学講座細胞生理学分野
生化学講座生化学分野
生化学講座病態生化学分野
薬理学講座
病理学講座
微生物・感染症学講座感染制御学分野
微生物・感染症学講座感染病態・治療学分野
社会医学講座衛生学分野
社会医学講座公衆衛生学分野
社会医学講座医療政策・経営科学分野
社会医学講座医療統計学分野
法医学講座
免疫学講座
医学情報学研究室
心理学研究室
テスト
テスト
物理学研究室
英語学研究室
化学研究室
生物学研究室
無機化学教室
個性的な無機化合物の合成とその物性解明
特異な磁性を示すセラミックスや電気伝導性を制御できる2 次元物質薄膜など無機固体材料の合成・物性研究を行っています。周期表のほとんどの元素が研究対象で、それらを巧みに利用して新物質の合成に取り組んでいます。化合物の組成や構造と物性の関係を解き明かし、新たな機能性材料の創出をめざします。
- 錯体化学教室
構造有機化学教室
役に立つ 新しい分子をつくる
本研究室では、混ぜるだけで分子やイオンが整然と並び、多様な働きをする超分子をつくるほか、「右手と左手」のような光学活性を示す分子をつくり分ける方法も研究しています。さまざまな分子を組み合わせることで、社会に役立つ分子(分子マシン)の開発を進めていきます。
生物有機化学教室
有機合成を通じて生命現象を考える
本研究室は、「生命現象の解明」から「生活水準の向上」までを視野に入れ、新たな機能材料の開発を推進。有機化学の力で「自然界からの単離が困難な生体機能分子を純物質として供給すること」「生体機能分子に相互作用し機能を制御する分子を創出すること」をめざしています。
物性化学教室
ナノの世界を 見て、創って、利用する
電気伝導や光・熱物性にユニークな特性を示すフラーレンやカーボンナノチューブを構成単位とした新規分子集積体の、合成・物性探索・応用について研究します。また、ナノ物質の形と大きさを見分ける新規ナノ物質測定法の開発や、レーザー光を利用した研究も進めています。
高分子化学教室
東邦大学発のオリジナル材料を世に出す
本研究室では、有機物として最高レベルの耐熱性をもつ高分子ポリイミドを中心に、次世代の耐熱性電気絶縁材料、電気絶縁性放熱材料、表示デバイス用ガラス代替材料などの研究開発、新規材料の実用化を推進。そのために学外との共同研究も積極的に行っています。
分析化学教室
「わける」「はかる」を極めて化学の真理に迫る
研究対象は、液液界面や固液界面を物質認識の場とした分離・計測系。イオン液体や機能性試薬を用いた化学反応に基づく新しい物質分離系の構築や、配位子を化学修飾した電極や親水性カーボンナノ微粒子の表面を利用した検出方法の開発研究などを行っています。
地球化学教室
地球環境の謎を化学的な分析手法で解き明かす
46 億年にわたる大気・海洋・大陸の進化、生命の起源と進化、そして地球環境変動の解明に向け、その足掛かりとなる堆積物・堆積岩を対象に化学的な分析手法でアプローチ。現代における環境汚染、地球温暖化などの原因解明や、生態系の保全にも挑みます。
- 植物生態学研究室
- 地理生態学研究室
行動生態学研究室
動物の行動や社会を野外調査とDNA 分析からひも解く
主に哺乳類を対象に、動物の生態を研究しています。フィールドでの行動観察や痕跡調査、DNA を用いた個体識別や血縁解析を実施することで、ゴリラなどヒトに近い霊長類から食肉類、偶蹄類、ウサギまで多様な哺乳類の行動や社会とその進化を明らかにし、人類進化の謎にも挑戦しています。
ゲノム進化ダイナミクス研究室
ゲノムにまつわる遺伝・発生・進化の謎に挑む
動物ゲノムを、遺伝子工学や細胞工学、発生工学的手法を用いて、核酸と染色体、そして表現型の3 つの側面から研究。主に遺伝学的に特異なゲノム再編成機構や、哺乳類のX 染色体不活性化とエピジェネティックな遺伝子発現制御機構等を解析し、ゲノムに関する謎をひも解きます。
動物進化・多様性研究室
脊椎動物の進化史復元ならびに形態多様化研究
脊椎動物全系統の進化史復元を最終目標としています。これまでは鳥類・爬虫類を主な対象に系統復元や形態多様化メカニズムの解明に取り組み、近年はダーウィンフィンチ類とハワイミツスイ類の適応拡散に注目し、その種分化、形態多様化のメカニズム解明に注力しています。
動物生態学研究室
フィールドワークを軸に動物の行動・生態・進化を研究
フィールドワークによって動物の行動、生態、種間関係などを調べる自然誌研究と、行動実験、遺伝解析を含むさまざまなアプローチで適応進化や形質の多様化メカニズムの理解をめざす研究に取り組んでいます。陸上脊椎動物の中で特に高い多様性を示す爬虫両生類を主な対象として研究を進めています。
幹細胞リプログラミング研究室
あらゆる細胞のもとになる幹細胞から生命現象を紐解く
私たちの体は 1 個の受精卵に由来する30兆もの細胞からなります。細胞は遺伝子発現のプログラムを書き換え、多様に分化、初期化、がん化します。エピジェネティクスと呼ばれるこのプログラムの本体は、DNAやヒストンなどの化学修飾です。本研究室では、胚操作、ES・ iPS 細胞を用いてこの書き換え機構や創薬支援研究を行っています。
生化学研究室
加齢に伴う変化や神経変性疾患の病態を生化学的に解き明かす
ミトコンドリアの呼吸鎖複合体が電子を伝達してATP を産生する際に、副産物として活性酸素種も発生します。ミトコンドリア機能異常が老化や神経変性疾患を引き起こすメカニズムを解明し、早期診断に役立つバイオマーカーの開発をめざします。
細胞生物学研究室
多細胞統御の情報機構とその進化を探る
多細胞生物では、細胞が互いに連絡し合い環境に応答しながら、体を作り生命を維持しています。細胞内ではさまざまな生体分子がこれらの情報の処理に働きます。このような細胞の情報機構は進化を経て形成されてきました。私は多細胞化が進化した社会性アメーバを材料に、多細胞統御の細胞・分子機構とその進化を研究しています。
分子発生生物学研究室
小さな生物の大きな可能性を探る
生き物の形作りのメカニズムを理解するため、細胞性粘菌というユニークな微生物を用いています。遺伝子を操作できるゲノム編集技術や生命現象を顕微鏡下で見られるライブイメージング技術という最新技術も駆使しながら研究を進めています。
植物生理学研究室
植物の環境応答と形態形成の仕組みを探る
植物の環境適応能力について研究しています。植物の環境応答と形態形成が植物ホルモンや細胞骨格系などの因子によりどのように制御されているかを、分子生物学・生理学・形態学的手法を用いて研究しています。
生体調節学研究室
生命を維持し継承していく機構を解明する
生物個体が発生・成長を遂げ、次世代へと生命の継承を行っていくなかでみられるさまざまな現象を解明しています。例えばペプチド分子や細胞外ヒストンが中心的な役割を果たす生体防御機構の研究では先駆的な成果を発表し続けるとともに、動物や植物の病原体に対する抗菌物質の探索にも力を注いでいます。また、両生類をモデルとして、ホルモンがいかに変態や生殖行動を制御しているのか、脳内の神経新生がどのように制御されているのか、そのメカニズム解明をめざしています。
古田研究室
細胞の生理機能を制御する機能性分子の開発
細胞の生理機能を化学反応として理解するための新しい解析手法を開発しています。細胞内のシグナル分子や神経伝達物質、遺伝子などの分子に光で働くスイッチをつけて、その働きを制御する機能解析手法の構築をめざしています。
渡邊研究室
新しい有機化合物をつくり活用する
有機化合物の合成研究は、自分で設計した分子を自分の手でつくり出せるという意味で、大変ユニークです。新しく合成した化合物のさまざまな性質を調べ、その成果をより高機能な化合物の設計やバイオの研究に応用することをめざします。
細井研究室
レーザーを使って生体分子の機能を探る
研究対象は、生体内のさまざまな化学反応。生命現象の本質解明を目的に、生体分子の反応メカニズムを、レーザー分光法を用いて研究しています。最近は、海中で光るクラゲやサンゴに含まれる蛍光タンパク質の発光過程を調べています。
- 後藤研究室
武藤研究室
時を生み出すタンパク質の仕組みを解明する
植物や動物は、地球の自転に伴う昼夜交代のリズムに適応するために、生体内に時計(生物時計)を備えています。私は、この生物時計が24 時間周期を生み出す仕組みについて、構造生物学的手法を使って解析しています。
藤崎研究室
細菌の細胞表層形成の仕組み
研究対象は、動物細胞にはない反応経路である細胞表層分子の合成メカニズム。本研究室では、大腸菌や黄色ブドウ球菌の脂質の合成や分解に関わる突然変異株を用いて、細胞表層形成や細菌の抗菌薬耐性の仕組みを調べています。
岸本研究室
外部環境への生物応答と適応進化
生物の進化は遺伝子の突然変異の結果として起こりますが、生物が最初に環境に適応し有利な突然変異が選択されるまでの過程は未解明のままです。生物の進化の初期段階に起こる現象を大腸菌の耐熱化などを用いて研究しています。
曽根研究室
ショウジョウバエから、人間の脳の仕組みを解明する
ヒトとショウジョウバエの外見は大きく異なりますが、遺伝子の機能は非常に似ています。ショウジョウバエの遺伝子研究から、ヒトの脳の病気の治療に結びつく知見を見出し、ヒトの脳が高度な機能を発揮する動作原理を明らかにします。
古倉研究室
がん転移に伴う細胞の変化を遺伝子発現制御から考える
がん転移の際、がん細胞は性質を大きく変え、発現する遺伝子も変化します。この時、遺伝子発現の制御機構もゲノム全体で変化することがわかってきました。私たちは培養細胞を用いてがん転移と遺伝子発現制御機構の関連を調べます。
大谷研究室
環境変化が免疫に与える影響を分子レベルで探る
栄養不足や酸化ストレスといった環境変化は免疫反応に影響を与えます。私たちは、アレルギー性皮膚炎や敗血症等の免疫異常によって起こる疾患と環境変化との関係を、培養細胞や実験動物を用いて分子レベルで調べています。
鹿島研究室
データサイエンスを駆使しプラナリアの謎に迫る
プラナリアはすべての細胞種に分化が可能な全能性幹細胞を維持し、断片からでも全身を再生できます。古典的な生物学的手法とデータサイエンスを駆使することで、「なぜプラナリアは全能性幹細胞を維持・制御できるのか?」その分子基盤の解明をめざしています。
杉本研究室
魚の皮膚がすばやく傷を治す仕組みの研究
魚は表皮の細胞がヒトの50 ~ 100 倍のスピードで移動して皮膚の傷を治します。本研究室では、魚のウロコの皮膚を培養して表皮の細胞をシート状に移動させる方法を開発。そこから、皮膚を再生させる仕組みを研究しています。
佐藤研究室
植物における遺伝子発現
医薬品や臨床検査試薬用途のタンパク質を大量に発現したり、土壌中の重金属元素を高効率で蓄積したりする性質をもつ遺伝子組換え植物を作出し、社会還元をめざします。植物が乾燥や食害などの環境に適応するための機能も研究対象です。
永田研究室
自然免疫と老化との関わり
からだの細胞は常に新しく産み出され、役割を終えた死細胞は免疫細胞によって除去されますが、免疫機能が落ちると死細胞が蓄積し、老化に伴う疾病の原因となります。死細胞の除去機構の解明を通じて、免疫と老化との関わりを追究します。
- 塚田研究室
上田(石原) 研究室
最新の技術を駆使して、脳の老化を防ぐ
生物は内部環境を一定に保つ恒常性と外部環境に応じて変化する可塑性を持ち合わせます。これらの仕組みが働かなくなると、さまざまな病気が起こります。私たちは、脳の恒常性と神経可塑性の原理を読み解き治療戦略に繋ぐことをめざします。
宇宙物理学教室
ブラックホールから宇宙の大規模構造まで
私たちの宇宙は、微視的な素粒子に働く力や巨視的なスケールで卓越する重力などが支配するさまざまな物理過程が絡まり合いながら成り立っています。本研究室では、これらを考慮しつつ、中性子星・ブラックホールなどの高密度天体から、銀河・銀河団などの大規模構造、さらには宇宙の進化まで、理論的な研究を行っています。また、進展著しい重力波や、さまざまな波長の電磁波観測に関する研究も行っています。
素粒子物理学教室
素粒子の実態を明らかにすることで宇宙の起源に迫る
素粒子物理学は、この自然界の根源的な仕組みを明らかにする学問であり、それは宇宙の起源の解明につながります。また、素粒子物理学における実験技術は医療・産業社会へも広く応用されています。本研究室では、加速器や宇宙から到来するニュートリノに関する研究、宇宙における暗黒物質の正体解明に向けた研究、さらに新たな素粒子物理学的現象を捉えるための実験技術に関する多様な開発研究も行っています。
量子エレクトロニクス教室
レーザーによる量子・原子物理の探求と高精度レーザー光源の開発
身の回りの物にはすべて色があり、物質を構成する原子や分子特有のものです。そのため、単色性と指向性が良いレーザーを用いることにより、すべての物質を色で分類し精密に調べることができます。本研究室ではこのレーザーを光源としたミクロな原子の精密計測から、新しい高精度レーザー光源の開発までを幅広く行っています。さらに、最近では医療物理の分野でも成果を上げています。
- 物性物理学教室
物性理論教室
物質の諸性質をミクロの世界から理論的に解明
量子力学や統計力学を駆使し、計算機の力を借りて、電子やスピンに起因する物質の物理的諸性質に関する理論的研究を行っています。特に、低次元電子系やスピントロニクス分野の研究に力を入れ、未来のデバイスにつながる成果をあげています。
原子過程科学教室
原子・分子の反応の研究と先端科学計測装置の開発
夜空に輝くオーロラから核融合発電、宇宙空間での分子合成進化まで、我々の周りの多くの現象には原子・分子・イオンの反応過程が深く関わります。本研究室では、多くの粒子が絡むこれらの複雑な反応過程を新しい実験手法を駆使して研究し、さらにはその技術を生かした先端科学計測装置として医学用の生体ガス分析装置、放射線被ばく線量評価装置の開発も行っています。
磁気物性学教室
基礎的な磁性からスピントロニクスまで幅広く研究する
磁性体はコンピュータのハードディスクや小型の強力なモーターなど、日常生活でいろいろ応用されています。最近では電子の磁気と電気的な性質を利用したスピントロニクスという分野が注目され、スピントランジスタやMRAMとよばれる高速な不揮発メモリーの開発などが進んでいます。量子力学というミクロの法則にしたがって集団で運動する電子は、一方で、強相関、量子スピン、フラストレーションといった新しい概念で表されるような性質や現象を見せます。固体の磁性体はその格好の舞台なのです。基礎、応用にこだわらず幅広く磁性や磁性体を研究しています。