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高度な専門知識で
病気の予防にも貢献する
「健康サポート薬剤師」が目標。
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6年 大沼 哲平(取材当時)
千葉県・県立成田国際高等学校出身
私は薬やサプリメントがどのように作用するのか興味があり、卒業研究では薬物学教室を志望しました。抗がん剤の「ドキソルビシン」や抗酸化物質の「ケルセチン」は、主な作用とは別に、心臓のはたらきに影響を与えることが知られていましたが、その理由は不明でした。私はマウスの心臓を用いた実験から、その作用プロセスの解明に挑みました。薬局実習では、患者さんの薬歴を個別管理し、指導も行う「かかりつけ薬剤師」からお話を聞き、その業務内容に魅力を感じました。また、病院実習ではがん患者の方と話す機会もあり、発症前の段階から薬剤師として病気の予防に貢献したいと考えるようになり、ドラッグストアや調剤薬局を運営する企業への就職を選びました。地域住民の方々と日々接しながら、薬学部で学んだ専門知識を駆使して、人々の健康を支えていきたいです。
※掲載内容は取材当時のものです。