
専門性の高い看護師と助産師を養成するプロフェッショナルな研究室
富岡 由美 教授 / 加藤 知子 准教授 / 渡邉 幸恵 講師 / 山本 由香 講師
- 家族看護,生殖看護,助産師

妊娠・出産・育児に関する看護をはじめ、生涯にわたる全ての人の「生」及び「性」と「生殖」における健康支援を行っているのが、『家族・生殖看護学研究室』だ。学部では看護師の育成を、大学院では助産師の育成と助産に関する専門家(研究者・教育者)の育成に努めている。
「高年齢出産、不妊治療、出生前診断、虐待、性同一性障害、性感染症など、現代における家族・生殖を取り巻く課題は多岐にわたっています。そのような現代社会において、看護師や助産師が担う役割は、これまでに比べ大きくなってきています」
そう語るのは〝工学畑〟の出身で、産後の子育てに励む女性とその居住環境について研究を重ねてきた富岡由美教授である。
「私の研究テーマの一つに、『育児期における女性の健康状態と居住環境についての研究』があります。産後の母親はさまざまな影響を受けますが、夫婦関係や近隣者との関係、利便性や部屋の広さ・間取りなど、生活環境そのものがメンタルヘルスに影響を与えることがわかっています」
少子高齢化が深刻な社会問題となるなか、富岡教授のように強い使命感を抱き、工学の領域から看護や医療に移行する研究者の足跡に、今注目が集まっている。
「当研究室では、①助産師コース(2年間)②臨床実践コース(長期履修可能)③論文コース(長期履修可能)からコース選択ができます。教員は私を含め6名、卒業生もいて、全員が豊富な分娩介助の経験をもつ助産師でもあります。助産師国家試験受験資格を有するには、学生の間に〝10例以上〟の分娩介助経験が求められます。専門性の高い助産師の育成に向け、プロフェッショナルな教員が集まっているのが当研究室です」
学生たちの気質について伺うと、「全員が女性としての熱い想いを胸に秘めてやってきます」と語った。日本において助産師は〝女性限定〟の資格であるだけに、助産師として働くことはまさに、数少ない女性に特化した職業に就く者たちの勲章とも言えるだろう。
なお、看護学部では国際交流にも力を入れており、特に大学院のグローバル化は高度実践看護師の養成に必須となっている。こうしたことを背景に2024年10月、富岡教授による『先駆的な国際交流活動を行っている大学の視察調査等の助成事業』の申請が認められ、米国 Jefferson College of Nursing(ジェファーソン大学看護学部)での視察が決定している。富岡教授は今後の展望を語る。
「2026年度を目安に学生をJCNに送り出し、国際的な感覚を身につけた高度実践看護師の育成に努めたいと考えています」
「高年齢出産、不妊治療、出生前診断、虐待、性同一性障害、性感染症など、現代における家族・生殖を取り巻く課題は多岐にわたっています。そのような現代社会において、看護師や助産師が担う役割は、これまでに比べ大きくなってきています」
そう語るのは〝工学畑〟の出身で、産後の子育てに励む女性とその居住環境について研究を重ねてきた富岡由美教授である。
「私の研究テーマの一つに、『育児期における女性の健康状態と居住環境についての研究』があります。産後の母親はさまざまな影響を受けますが、夫婦関係や近隣者との関係、利便性や部屋の広さ・間取りなど、生活環境そのものがメンタルヘルスに影響を与えることがわかっています」
少子高齢化が深刻な社会問題となるなか、富岡教授のように強い使命感を抱き、工学の領域から看護や医療に移行する研究者の足跡に、今注目が集まっている。
「当研究室では、①助産師コース(2年間)②臨床実践コース(長期履修可能)③論文コース(長期履修可能)からコース選択ができます。教員は私を含め6名、卒業生もいて、全員が豊富な分娩介助の経験をもつ助産師でもあります。助産師国家試験受験資格を有するには、学生の間に〝10例以上〟の分娩介助経験が求められます。専門性の高い助産師の育成に向け、プロフェッショナルな教員が集まっているのが当研究室です」
学生たちの気質について伺うと、「全員が女性としての熱い想いを胸に秘めてやってきます」と語った。日本において助産師は〝女性限定〟の資格であるだけに、助産師として働くことはまさに、数少ない女性に特化した職業に就く者たちの勲章とも言えるだろう。
なお、看護学部では国際交流にも力を入れており、特に大学院のグローバル化は高度実践看護師の養成に必須となっている。こうしたことを背景に2024年10月、富岡教授による『先駆的な国際交流活動を行っている大学の視察調査等の助成事業』の申請が認められ、米国 Jefferson College of Nursing(ジェファーソン大学看護学部)での視察が決定している。富岡教授は今後の展望を語る。
「2026年度を目安に学生をJCNに送り出し、国際的な感覚を身につけた高度実践看護師の育成に努めたいと考えています」
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